普段は店内で仕事をしているのですが、集配日はお客さまのお宅へ訪問するため、その道中などで様々な出会いや発見があります。そんな集配日のなかでも、祝日の場合はお休みの方が多いため、平日とは違った景色があります。

普段は学校があるので子供と出会うことは無いのですが、祝日は子供と出会うこともあります。先週の成人の日、集配していると小学校4年生くらいの女の子が自転車に乗って道路の真ん中に居ました。すぐにボクのクルマに気づいて会釈をして道を譲ってくれたのですが、その会釈の仕方があまりにキチンとしていて驚きました。

そもそも、それくらいの年齢の子供なら会釈せずに、スッと何処かへ行ってしまっても不思議ではありません。だって、クルマが来たからどけたというだけのことですから。それを会釈するだけでもエライと思うのですが、その会釈が丁寧に頭を深く下げる「おじぎ」のような挨拶だったのです。言葉にするとうまく表現できませんが品があるというか、知性を感じるというか。ちょっとした感動を覚えました。と同時に、彼女からお辞儀の大切さを教えられた気もしました。きっと彼女は成人しても立派な大人になることでしょう。

些細な出会いでしたが、清々しい気分で集配できた一日でした。