洋服選び
クリーニング 2021/12/01 (水) 8:56 PM
先日、アウトドア専門店の店内でダウンジャケットを見ていたところ、近くでとても魅力的なワードが聞こえてきました。
『コレ、欲しかったヤツやねん。半額になってる!』
その女性の声に反応し、5人くらいで来店している若い男女グループの方へ目を向けると、確かに普段はセールにかかりにくいブランドのアイテムが半額になっていました。そのアイテムは、これからのシーズンに重宝しそうなボアジャケット。
ボクは瞬時にセールの理由がわかった気がして、心の中で呟きました。「それ、毛玉になりやすいんよ」
別にボアジャケットを全否定するつもりはありません。暖かいし、モコモコだし、女の子が着ると可愛らしさも演出できます。全然アリだと思います。
ただ、職業病というか、どうしても購入後の扱いやすさ(洗濯しやすさ)を考えてしまうんです。毛玉除去対策が無いわけではありませんが、常にブラッシングするのは面倒ですし、しっかりと毛玉やゴミを取ろうとすればするほど毛が抜けてボアがボリュームダウンするのを避けられません。
以前にも話しましたが、レザーなどの塩ビ製品は3年程度で劣化しますし、シームレス(縫い目のない)ダウンも数年で縫い目に相当する接着部分が剥がれてきます。洋服選びをする際は、こうした「事前に決まっている寿命」や「購入後の扱いやすさ」という観点も忘れずに判断材料のひとつに加えてほしいと思います。
※決して「ボア素材ディスり」ではありませんので、持っている方も気を悪くしないでくださいね。ちなみに、ボアジャケットの毛玉の取り方はネット検索で調べられます。
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